ルート2

歴史を訪ねて

歴史を訪ねて

ローマ時代のタッラコから出発し、オリーブの木やぶどう畑の間を通り、コスタ・ドラダ(Costa Daurada)の海岸線に沿って進んでいきます。ここではカンブリス(Cambrils)の魚介料理や、カヌーや自転車でのデルタ・デル・エブロ(Delta de l’Ebre)探検を体験。海岸線を離れ、エブロ川に沿って内陸に入り、ポルツ(Ports)の大自然、ピカソの芸術を堪能し、テラ・アルタ(Terra Alta)のワイン大聖堂やスペインの中でもワインの最高品質の産地であるプリオラート(Priorat)、シトー会のルートにある印象的なポブレー修道院を見学し、最後にリェイダへと向かうコースです。

データ

総距離

418km

区間

7

名所

7

主要なエリア

区間

第1区間

コスタ・ドラダに君臨したローマ帝国

この区間の出発地であるタラゴナは、歴史ある中心部に保存状態の良い城壁、円形闘技場、ネクロポリスがあり、地中海のバルコニーから、古代ローマ人を魅了した海辺の風景を楽しむことができます。 その先を進んでいくと、ガウディの故郷であるレウスに到着。かつてベルモットの貿易で多くの富を得たこの街は、その資金で様々な建築物が建てられ、リュイス・ドメネク・イ・ムンタネーによる「カサ・ナバス(Casa Navàs)」などが代表的なものとして存在します。 また、精神病院として建てられたペレ・マタ病院(Institut Pere Mata)には、ヨーロッパのアールヌーボーの宝石と呼ばれているパビリオン(Pabellón de los Distinguidos)が展示されています。その後、テーラス・ダ・レブラ(Terres de l’Ebre)へ向かう途中、コスタ・ドラダの美食の中心地とされるカンブリスで、ロメスコソースの魚介の煮込み(Suquet de romesco)を試したり、ポルトアベントゥラ・ワールド(PortAventura World)のアトラクションを楽しんだりすることもできます。

第2区間

ファンガル(Fangar)の入り江でボートに乗る

コスタ・ドラダ沿いの小さな入り江に佇む町のひとつ、ラメトリャ・デ・マール(Ametlla de Mar)では、地中海のクロマグロと一緒に泳げる、ここでしかできない貴重な体験があります。 また、テーラス・ダ・レブラを訪れた際にはランポーヤ(l’Ampolla)港に立ち寄り、岸から少し離れたところにあるムール貝の養殖場をボートで訪れたり、牡蠣とムール貝のテイスティングが可能です。この区間の最後には、デルタ・デル・エブロにある伝統的な漁船の中で一晩を過ごし、1日を締めくくります。

第3区間

デルタ・デル・エブロとピカソの芸術

カタルーニャ州で最も重要な水性生物の生息域であるエブロ川デルタ地帯自然公園に行くと、これまでの景色と一変します。水田と広大な平野が広がり、砂丘や川辺の森、沿岸の潟湖とともに様々な動物が共存しているのです。 そんな自然豊かな環境の中でハイキングやサイクリング、カヌーや乗馬体験ができる他、300種以上の海鳥も見ることもできます。 近隣にあるトルトサ(Tortosa)まで足を伸ばすと、今度はユダヤの遺跡と中世の壮大な景観が広がります。この町は16世紀に興された、文化運動としてのルネサンスの中心地として、カタルーニャ州の中で最も重要な文化と芸術の都でした。ピカソが長い時を過ごし、エルス・ポルツ(Els Ports)自然公園の景色からインスピレーションを受けたオルタ・ダ・サンジョアンで、この区間を終えます。

第4区間

エルス・ポルツの景色とともに、自然と歴史を感じる

この区間ではまず、エルス・ポルツ自然公園の木々に囲まれた小道を散歩しながら、森林や、崖、滝を楽しみます。オルタ・ダ・サンジョアンから伸びるサイクリングロードは、テーラス・ダ・レブラにあるいくつかの街や、サファン渓谷(Val de Zafán)グリーンルートに繋がっていき、最終的にはテルエル(Teruel)まで辿り着きます。次の目的地は、ガンデーザ(Gandesa)とピネル・デ・ブライ(Pinell de Brai)にあるワインの大聖堂です。ここは、ワインの生産性と品質を最適化できるよう、ガウディの弟子であるセサル・マルティネルによって設計されたモダニズム建築のセラーです。 さらに、パンドルツ(Pàndols)山脈と カヴァイス(Cavalls)山脈の山間を進むと、スペイン内戦の最も血なまぐさい出来事のエブロの戦いを思い起こさせる風景が広がってきます。詳細はコルベラ・デレブラ(Corbera d’Ebre)の資料館に残されています。

第5区間

ワイングラスで楽しむプリオラート

エブロ川に沿って進むと、テンプル騎士団の城があるミラベットに到着します。そこからは、テーラス・ダ・レブラを縫うように流れる川の壮観な風景を見下ろすことができます。川の流れを利用し、平底船で歩行者と最大3台までの車を運ぶことができます。その後、川と平行に走る道を使ってティビッ8サTivissa)にあるカステリェット・デ・バニョレス(Castellet de Banyoles)まで移動。カタルーニャ州内で最も大きなイベリア半島の城塞がある村に立ち寄ります。 ワインの産地の素晴らしい景色が広がる曲がりくねった道を通り、モンサン(Montsant)山脈に入ります。この区間の主役であるDOQプリオラートとDOモンサンの段々畑の風景を目にすることができます。また、ファルセットやグラタヨップス(Gratallops)、ヴィエラ・アルタ(Vilella Alta)、トロージャ・デ・プリオラート(Torroja del Priorat)などの小さな村には、モダニズム建築のワインセラーが数多くあるため、地元のワインと一緒にボリュームたっぷりのブランチを楽しみましょう。そして、スカラ・デイ(Scala Dei)修道院を訪れれば、プリオラート産ワインの起源も学ぶことができます。

第6区間

プラデス(Prades)連峰のスピリチュアリティと岩のアート

この区間ではまず、エルス・ポルツ自然公園の木々に囲まれた小道を散歩しながら、森林や、崖、滝を楽しみます。オルタ・ダ・サンジョアンから伸びるサイクリングロードは、テーラス・ダ・レブラにあるいくつかの街や、サファン渓谷(Val de Zafán)グリーンルートに繋がっていき、最終的にはテルエル(Teruel)まで辿り着きます。次の目的地は、ガンデーザ(Gandesa)とピネル・デ・

第7区間

プラ・ドゥルジェイ(Pla d’Urgell)の油と石とワイン

シトー会のルートを辿ってギマラー(Guimerà)へ。石畳の迷路のような道は城へと繋がり、城からはコルブ(Corb)川の渓谷が一望できます。近くのバイボーナ・ダ・ラズ・モンジャス(Vallbona de les Monges)には、カタルーニャ州最大のシトー会修道院があり、そこでは現在も修道女たちが暮らしています。 プラ・ドゥルジェイへ向かう途中で、バリアーネス(Belianes)、アルベカ(Arbeca)、ラス・ボルジャス・ブランカス(Les Borges Blanques)を通過しますが、この辺りでは、新鮮で味の濃い美味しいオリーブを使った、DOPラス・ガリーガス(les Garrigues)のオリーブオイルが生産されています。リェイダへ向かう途中、エスタニ・デ・イヴァルツ・イヴィラサナ(Estany d’Ivars i Vilasa-na)に立ち寄り、セーリングやバードウォッチングを楽しみ、堂々たるリェイダの旧大聖堂(Seu Vella)と王の城であるラ・スダ(La Suda)の前で、この区間を終えます。

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