6月12日に国際ガストロノミー・文化・芸術・観光研究所(IGCAT)は2025年の世界の美食の中心地(The World Region of Gastronomy)としてカタルーニャ州が選ばれたことを発表しました。
この称号は、異なる食文化の価値を評価し、健康とサステナビリティの教育、および食文化のイノベーションを重視することによって、カタルーニャの食文化の革命がレストランにとどまらず、地域や独自の食品生産の発見の場を提供していることを示しています。
カタルーニャの一流の料理は他に比べる場所が少なく、異なる味覚の融合と優れた食材の特異性が、ユニークな体験を可能にしていると考えました。最後に、審査員団は、カタルーニャ州の風土が品質、サステイナビリティ、伝統、イノベーションといったカタルーニャ地域の取り組みを示していると強調しました。
カタルーニャを世界のエノガストロノミー(ワインと美食)の中心地として位置づけるために、いくつかの取り組みが推進されます。その一つが、主要都市で開催される国際的な世界のガストロノミー週間です。このイベントには、市場やレストランでのプロモーションブース、ワインの試飲、文化イベント、ディベート、食べ物やワインの体験、シェフの交流など、さまざまなコンテンツが含まれます。
また、バルセロナでは有名な大通りや公共の場で開催される食事会「Àpat Catalunya」も注目されます。一方で、カタルーニャでの第9回UNTWO(国連世界観光機関)ワインツーリズムグローバルカンファレンスの開催実現に向けて力を入れていく予定です。