2023年4月 カタルーニャ・ニュースレター

春が近づきだいぶ暖かくなりましたが、まだ寒暖差の多いこの季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。春は出会いと別れの季節と言いますが、お変わりございませんか。

4月はカタルーニャにとって目白押しのイベントがたくさんあります。セマナ・サンタ（イースター）、本とバラで町中が埋め尽くされるサン・ジョルディの日、バルセロナ・テニスオープン（4/15～4/23）や、アンダルシア出身者が多いカタルーニャではセビリアで毎年行われている春祭りのカタルーニャ版もございます。

カタルーニャも観光するのにとても良い季節になりましたので、是非旅行の企画にお役立ていただけますと幸いです。

 

日本国際観光映像祭受賞作品

3月17日滋賀県堅田市において、日本国際観光映像祭（JWTFF）の授賞式が行われました。

カタルーニャ州政府観光局の2つの観光映像が入選を果たしました。

ツーリズムデスティネーションリジョン部門において銀賞(Restart feeling - Catalunya Premium)、ツーリズムプロダクト部門において金賞(Catalonia is appetising)を受賞しました。

Catalonia is appetisingにはエル・ブジの伝説のシェフ、フェラン・アドリア氏やサン・パウの3つ星女性シェフ、カルマ・ルスカリェダ氏も参加されており、日本にも馴染みのある方ですので、是非一度ビデオをご覧ください。

受賞作品はこちらからご覧いただけます。

 

上段‐Restart feeling-Catalunya Premium

下段‐Catalonia is appetising

ムンタネー没後100周年記念

特別入場チケット販売

2023年はドメネク・イ・ムンタネーの没後100周年の記念の年となります。ムンタネーはガウディの師匠でもあり、カタルーニャにおけるモダニズム建築の先駆者でもあります。モダニズム建築としてはガウディの他に唯一の存在として、ユネスコ世界遺産にサン・パウ病院とカタルーニャ音楽堂が登録されています。

今回はサン・パウ病院、カタルーニャ音楽堂に加えて、ホテル・カサ・フステルでのタパスとドリンクが付いてくるチケットも販売されています。

特別な1年に忘れられない思い出づくりはいかがでしょうか。

サン・ジョルディの日

4月23日はサン・ジョルディの日と言い、本とバラを愛する人に贈り合う日とされています。

これは、カタルーニャに言い伝えられている伝説に基づくものですが、昔、恐ろしいドラゴンがいて、国中から生け贄を集め、ドラゴンを鎮めていましたが、王様の娘を差し出す番になり、そこへ若い騎士（サン・ジョルディ）が現れお姫様を救い、ドラゴンを退治したのです。ドラゴンを剣で突き刺したところからは血が流れ、やがてたくさんのバラの花へと変わっていきました。

この日はカタルーニャ中が本とバラで溢れ返ります。

今年は、京都のバルセロナ文化センターにて1日中イベントがございますので、是非お立ち寄りください。

ペララーダ城（Castell de Perelada）

AVEのフィゲラス（Figueres-Vilafant）駅からタクシーで約20分。

そこにはペララーダ城が聳え立っています。このペララーダ城はワイナリー、ホテル、イベント会場、ミシュラン星付きレストラン（2023年版）、カジノ、スパ、ゴルフ場を併設した複合施設です。2017年にプロジェクトが始まり、2019年に完成し、現在の姿となっています。この施設の大きな部分を占める、ワイナリー及びワイン畑はD.O アンポルダという原産地呼称の付いた、品質の保証されているワインで、ヨーロッパで初のLEED認証（LEED BD+C）を取得しており、高いサステナビリティ基準をクリアしていることを証明するものです。

ホテルは全64室、広々とした空間でリラックスできるようエレガントでフレッシュなデザインを用いた作りとなっています。

併設するワインスパでは、ワインをベースにしたセラピー、とブドウの効能に基づいた特別なトリートメントを行っています。

また先日ペララーダ城にてカタルーニャ州政府観光局のコンベンションが行われ、ワイナリー見学や食事なども楽しむことができましたが、日中のイベントだけではもったいない、是非宿泊してみたいと思う場所でした。

ちなみにPereladaともPeraladaとも表記があり、間違いかと思われている方もいらっしゃるかと思いますが、スペイン語でPerelada、カタルーニャ語でPeralada、どちらも正解です。お城はCastell de Perelada、ホテルはHotel Peralada、ワイナリーはPereladaで登録されていますので、ご参考までに。