ジローナは、バルセロナから北へ約100キロの場所にある古都で、カタルーニャではよく知られた街なのですが、外国人にはあまり知られていません。ジローナ観光で外せない場所といえば、まずは旧市街の中心地にあるジローナ大聖堂です。また、かの有名なフランス・パリのエッフェル塔を設計した建築家による「エッフェル橋」を渡ってオニャール川を渡るのもおすすめです。街の中心から数キロ離れたところにあるサン・ダニエル修道院(Monasterio de Sant Daniel)は、中世にさかのぼるカタルーニャ地方最古の修道院の一つです。
大都会の喧騒から少し離れ、バルセロナに比べると落ち着いて自然豊かな田舎らしい雰囲気につつまれているのもこの地の特徴です。ローマ時代に建てられた街の城壁を散策し、地元の名物料理を楽しみましょう。ジローナ近郊は米の産地で、産地の名を冠したブランド米である「パル米(Arroz de Pals)」を使った各種米料理、「オロットのじゃがいも」(Patatas de Olot,ジャガイモを使った生地に肉を包み、油で揚げた料理)、デニッシュ生地にクレマカタラーナを包んだスイーツ、「シュショス(xuixos)」などが、この地域の代表的なグルメです。
また、バルセロナ近郊、モンセラット山への小旅行も人気があります。山中には、モンセラット修道院(Monasterio de Santa María de Montserra)があります。モンセラット山には、ピカソ、モネ、ダリなどの作品が展示されている美術館もあります。ちょっとした運動にもなるので、天気の良い日にアクティブな人たちと連れ立っていくのがおすすめです。